ロンジン
世界各国が、押し寄せる産業の近代化と社会の変革のまっただ中にあった19世紀、時計も一つの転換期を迎えました。
それまで時計の製造は、職人が各々の工房で別々の作業を行うのが一般的なスタイルでしたが、一カ所に職人を集め、近代的な工場において一貫生産による安定した供給と、高い品質を実現するという画期的なスタイルを初めて確立したのがロンジンでした。
ロンジン社は、1832年にスイスのジュラ地方にあるサンティエミ村に、オーギュスト・アガシがフローリアン・モデル、ヘンリ・レイゲルらと設立した時計組み立て会社「レギュール・ジュンヌ&アガシ商会」に端を発しています。
その後1862年にオーギュスト・アガシの甥であるアーネスト・フランシロンが経営に参加し、新会社を設立。彼がサンティミエの「Les Longines」(=「細長い野原」という意味の地名)に、一貫生産型の時計工場を建設したのです。
その後社名も発祥の地にちなみ「LONGINES」に改称しました。
また、過去と現在の時間を表す「砂時計」と、未来へはばたく時を表現する「翼」を持つ「有翼の砂時計」をブランドマークとし、これは1889年に商品登録されましたが、時計産業において初の商品登録となります。
1879年の世界初の秒針付きクロノグラフ「ルグラン」の製造、1896年に開催された第一回近代オリンピックでの公式時計や、1933年の最初のF1レースであるブラジルGPの公式時計の採用などに加え、1911年のアムンゼンの北極海探検、および南極点到達達成、1927年のリンドバーグによる大西洋単独無着陸横断飛行達成など、冒険家たちの偉業を支えたのはロンジンの時計でした。
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