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12月11日

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ロレックス

ロレックスは、1905年にロンドンで創業したスイスの時計メーカーである。
高級時計ブランドとして、他の追随を許さない唯一無二の存在であり、置き時計や壁時計ではなく腕時計や懐中時計を主力商品としている。
また、商品に関する全ての部品を自社製造しているのも特徴の1つである。
高級なイメージだけでなく、その性能には古くから定評があり、特に「オイスターケース」「パーペチュアル機構」「デイトジャスト機構」の三点は、ロレックスによってなされた三大発明として知られている。

ロレックスの3大発明の1つ、「オイスターケース」は、それまでの腕時計と比較して防水性が格段に高かった。
金属の塊を繰り抜いて作ったケースにリューズと裏蓋をねじ込み式で入れることによって、牡蠣(オイスター)の殻のように高い気密性が実現された。
オイスターケースという技術によって、世界初の完全防水型腕時計が完成したのである。

パーペチュアル機構とは、ロレックスが1931年に特許を取得した自動巻き機構である。
腕時計の自動巻きは、それ以前から様々な有名時計ブランドによって研究されており、1924年ごろには「半回転式」が登場したが完全な発明の域には達していなかった。
ロレックスでは1925年に「全回転式」を開発し、これに「永久」の意味である「パーペチュアル」と名付け、特許申請した。
その後、実用化された自動巻きブランド腕時計の第一号として「パーペチュアル」が誕生したのである。

デイジャスト機構とは、ブランド時計によくあるダイヤルの三時方向の小窓にある日付表示のことである。
1945年、この日付けが0時に瞬時で切り替わる仕組みが開発された。機械式のブランド腕時計は、時針・分針・秒針のすべてをゼンマイで動かす。
日付けが記入された円盤部分も同じゼンマイで動かすことになる。それゆえ、それまでは円盤がゆっくり回転して徐々に日付表示が切り替わるようになっていた。
その仕組みを改良し、瞬時に切り替わるようにしたのがロレックスであった

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